年の暮れの近況報告2021
勤め先の仕事をなんとか納め、冬期休業に入っています。

家族の要望で、生まれてはじめてシューマイを作って食べました。
シューマイって、具の半分は玉ねぎや白ねぎなんですね!作ってみるまで知らなかったです。簡単なような、難しいような、なんとも言えん奥深い料理ですな。

不揃い、蒸したての様子。NHK「きょうの料理」土井善晴先生のレシピで作りました。刻み生姜がたっぷり入って、からだがあたたまります。

昨日は急遽日帰りで、城崎へ行ってきました。
目的はこれです。OFF.KINOSAKIの丸ごとせこがにのトマトクリームパスタ。

ずわいがにの雌「せこがに」がこれでもかッ!と使われています。11、12月だけの味、日本海の恵みです。

外は雪景色(というか吹雪)、温泉には2回入り、外出の少なかった年の暮れに良い思い出になりました。
=====
昨年末に『恥ずかしい料理』(写真:平野愛、誠光社刊)が出たあと、今年は、京都、名古屋、広島、神戸と、西日本を中心に、いろいろなところで『恥ずかしい料理写真展』をさせていただきました。
呼んでくださったON READINGさん、READANDEATさん、1003さん、無印良品山科店さん、展示や在廊やトークイベントに足を運んでくださった方々、その節は本当にありがとうございました。
どの会場のことを思い出してみても、普段の、職場と自宅の行き来だけではできないような、珍しくてうれしい出会いばかりでした。思い返すたび、自分は幸せ者だなあと噛み締めます。
それから、年始の『群像』を皮切りに、『Meets Regional』など、わたしのようなポッと出の、どこの馬の骨とも知らぬ者に原稿の依頼をいただけたことも本当にありがたいことでした。「AVE | CORNER PRINTING」、「誠光社《編集室》」では連載まで持たせていただいて、原稿の執筆・写真の用意が毎月の楽しみになっています。
『恥ずかしい料理』が出てしばらくするまで、そのまま文筆活動を続けるつもりは、実はあまりありませんでした。ZINEという個人的な楽しみから生まれた書籍の出版という機会を、「ほんの思い出づくり」と心に決めていたからです。
しかし刊行後に様々な経験をさせていただくうちに、だんだんとその決意も変わってきました。いや、別にもっともらしく心に決めていたのではなくて、単に自信がなかっただけだと気づいたのです。
単著の刊行から1年が経った今でも、「自信たっぷり」ということはまったくありません。しかしこれからはぜひ、「自分を信じる」ということをやってみたいと思っています。文章で、皆さんを楽しませるということを一生懸命やってみたいと思っています。(会社勤めを辞めることは考えてはいませんが)
36歳にもなって、「今までやってこなかったことをやってみたい」と思えるのは、本当にラッキーなことです。
2021年末の今、そんなことを身に沁みて感じます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。2022年もよろしくお願い致します。